日本ならではの風習…大晦日に「年越しそば」を何故食べるのか?

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ようこそ!   定山渓在住・北海道観光マスターのミヨッシー@miyossy1023です

 

 

 

 

2017年もいよいよ大晦日…クライマックスを迎えました…

 

ミヨッシーの2017年大晦日は昨年2016年に続き翌0時までは遅番勤務確定…

 

所謂「仕事」です(泣)

 

 

さらに翌0時までということは大晦日の翌日は…

 

元旦!!!

 

 

要するに職場で「よいお年を」と「新年あけましておめでとうございます」を1勤務でいうことになります…(苦笑)

 

 

…ちょっと待ったぁ!!!
※昔の某バラエティ番組で聞いたような?(笑)

 

 

大晦日に欠かせないあの食べ物はどうなる???

 

 

…まぁミヨッシーの場合は職場にある従業員食堂の夕食で用意されるとのことなのでおそらくそこで食べますが…

 

自宅で家族と一緒に食べたいというのが本音ですね(苦笑)

 

 

それにしても日本ではあの食べ物が何故大晦日には食べるものという風習があるのか?…

 

 

ふと気になったので今回は大晦日に欠かせない…あの縁起物の食べ物について思いのままに綴って行きます。



大晦日といえば…「年越しそば(蕎麦)」

大晦日といえば欠かせない縁起物の食べ物…

 

「年越しそば」

 

 

日本では毎年一年の最後に「年越しそば」を食べて新年1月1日を迎えるという風習がありますが…

 

そば屋さんでは毎年大晦日には営業時間を延長してでも「年越しそば」を振る舞うお店も多く特に人気のお店には大勢のお客様が訪れる場合もあるそうです。

 

 

お店に足を運ぶことをしないにせよ、外でそばを購入して自宅で食べるという人も…

 

…むしろ多いと思います。

 

 

自宅でそばを打って食べる…まずいないでしょう(笑)

 

 

それにしても何故「年越し『そば』」なのでしょうか?

 

他の食べ物…特にミヨッシーの大好物の1つでもあるそばと対義語のような感じになっているあの食べ物では駄目なのか?…

 

うーむ………

 

 

 

始まりは…江戸時代

起源をさかのぼると…

 

江戸時代中期の商家において月の末日にそばを食べるという「三十日そば(みそかそば)」という習慣があったそうで、徐々に転じて一般的に広まり大晦日だけに食べる「年越しそば」になったといわれています。

 

 

また、同時期の江戸(2017年現在の東京都内)では江戸患い(脚気)が流行していましたが…

「そばを食べている人は脚気にならない」という巷説が広まったことがきっかけで江戸においてそばの流行を後押しすることになったいう話もあります。

 

 

事実2017年現在でも東京都台東区の浅草・雷門といえば…

 

 

 

そばの名店が多いことで有名ですね!!!

 

 

現代の科学調査により、そばには「ビタミンB1」が多く含まれ、脚気を改善・予防をする効果があることが判明しています。

 

ただし「ビタミンB1」は水溶性ビタミンのため水に溶けやすいという欠点があります。

 

 

そばは打つところからはじめて食べるまでに大量の水を使います、水に溶けやすいということは…

 

そばを茹でる段階で茹でたお湯にほとんど溶けてしまうことになります…要はそば自体には「ビタミンB1」はほとんど残っていないということに…

 

 

しかし…逆をいえばそばを茹でたお湯には大量の「ビタミンB1」が流れていることになります。

 

 

 

それならばもったいないので茹でたお湯もいただきましょうという発想がきっかけで「そば湯」を飲むことがはじまったとのことです。

 

 

もっとも江戸時代中期においてそばに「ビタミンB1」が大量に含まれている…ましてや脚気を改善・予防をする効果があるということは知りようがなかったと思われるので…

 

ミヨッシー的には「そば湯」を飲む人が実は当時でも少なからずいて「そばを食べている人は脚気にならない」という巷説に貢献していることに繋がっているのでは?…と、考えています。

 

 

 

また1814年に発刊された「大坂繁花風土記」においても…

・十二月三十一日 晦日そばとて、皆々そば切をくろふ。当月節分、年越蕎麦とて食す。
・正月十四日 十四日年越とて、節分になぞらへ祝う。この日そば切を食ふ人多し。

という記載があり、遅くとも発刊された1814年には大坂(2017年現在の大阪府)でも「年越しそば」が風習として定着していたと思われます。



由来・伝承…

由来についてはいろいろ諸説があるようで…

①そばは細く長いことから「長寿・延命」を願ったものであるとする説
※「長寿・延命」の意味は引越蕎麦の「末永くよろしく」の意味と通じるもの
②そばが五臓の毒を取ると信じられていたことに由来するとの説
③そばが切れやすいことから一年間の苦労や借金を切り捨て翌年に持ち越さないよう願ったという説
④家族の縁が長く続くようにとの意味であるとの説

…etc、様々とあるようです。

 

ミヨッシーが今回綴るまでに聞いたことがある上述の諸説は…

①と③!

 

特にに関しては…その年が最悪の年だったときにわざと口の中で噛んで噛んで噛み切りまくって粉々にすることをよくやったものです(爆笑)

 

 

 

伝承としては「大晦日に茹でたそばは新年を迎える前に全て完食しないといけない」というものがあります。

理由として…

・年を越してから食べることは縁起がよくない
・そばを食べ残すと新年は金運に恵まれず小遣い銭にも事欠くことになる

…etc、これも様々とあるようです。

 

 

いずれにせよ新年を迎えるにあたっての「縁起物」であるということは間違いありません!!!

 

 

 

 

『そば』でなければいけない?…四国のあの県では…?

それにしても冒頭で綴りましたが…何故「年越し『そば」なのでしょうか?

 

他の食べ物…特にミヨッシーの大好物の1つでもあるそばと対義語のような感じになっているあの食べ物…

 

 

「うどん」

 

・由来①にある「細く長く」は「うどん」とも共通していますので長寿を願うだけなら「うどん」でも構わないのではないか?…
・由来③にある「そばが切れやすい」というのも「うどん」の中にはコシを重視しない切れやすいものもあります。
※ただしミヨッシー的にはそのようなうどんは「最低」なうどんの1つと考え…現にこれまでに美味しいものに出会ったことがありません!

 

 

…が「切れやすさ」に関していえば「そば」と「うどん」の原料を比較すると、確実に「そば」のほうが「うどん」を上回ることがわかります。

 

 

理由として…

「そば」の原料であるそば粉には「うどん」の原料の小麦とは異なり「延びたりコシを出したりする成分→グルテンが入っていない」という決定的なものがあります。

 

 

切れやすくするために小麦粉を使わないようにする…

…もはや「うどん」ではないでしょう!!!(爆笑)

 

 

2017年現在に存在する「そば」の大半は…山芋や卵などをつなぎとして混ぜて伸びやすくしているためにそれなりに「切れにくく」なってますが…

十割そばのようなそば粉100%で作るそばは茹でるのも難しく非常に切れやすい…きちんと食べれるように仕上げるのには相当の修行と技術が必要といわれています。

 

 

…以上のことから「うどん」より「そば」のほうが年を越すための縁起物としてふさわしいというのはわかりますが…

 

 

日本中には「うどん」も名産地があります…

 

 

特に有名なのが…

 

2017年現在においてミヨッシーにとって様々な理由で非常に縁がある…

 

 

四国は香川県の「讃岐うどん」
※写真は香川県高松市にあるミヨッシーが讃岐うどんのお店でも特にお気に入りの「中西うどん(麺匠「なかにし」)」さん

 

小さいころから「うどん」は大好物の一つであり、特に「讃岐うどん」には目がない状態で、東海地区在住時には日帰りでバイクツーリングを兼ねて片道300km以上の道のりを走り、食べにいったことがあるほどです(汗)

 

 

その「讃岐うどん」の本場である香川県の人たちはどうなのか?…

 

「年越しそば」ならぬ「年越しうどん」を意図的に食べるひとがいるのでは?…と、思いミヨッシーが色々と調べてみましたが…

 

 

2010年12月に香川県善通寺市にある四国学院大学の学生が1008人にアンケート調査をした結果…

 

大晦日に「うどん」を食べた
22%

大晦日に「そば」を食べた
43%

 

「うどん」と「そば」以外の回答もあったようですが、結果的には「そば」が「うどん」を倍近く引き離すという結果になったそうです。

 

…もっとも「両方食べた」という回答も25%あったそうですが(笑)

 

 

 

ミヨッシーの香川県在住の知人に聞いたところでも…

《土地柄のせいか「年越しうどん」を食べる人も確かにそれなりにいると思うけど、日本の風習どおり「年越しそば」を食べる人の方が多いんじゃないのかな?》

とのことでした!

 

 

日本ならではの風習を受け継いでいる人が多いといえるでしょう!

 

 

ただ…それだけで終わらないのがやはり「うどん愛」の強い香川県らしいというべき…

 

香川県にある「讃岐うどん振興協議会」さんでは2009年より…

 

 

「年明けうどんキャンペーン」を始めています!!!
※公式ホームページ
https://www.toshiakeudon.jp

 

 

梅干しなど…「具に赤いものを入れる」を基本コンセプトにして「うどんの白」と合わせると…

 

これも縁起物の一つである「紅白」と掛け合わせて大々的にキャンペーン展開を行なっています!

 

 

 

もっとも最初の年の調査結果では、「年明けうどん」を食べたという回答は…

31%…

 

…まだまだ発展途上のキャンペーンといえますが、年々回答は増えているとのことだそうです。

 

 

 

「うどん」についても少々綴りましたが、日本ならではの風習である「年越しそば」…

 

この先も日本という国が存在する限り延々続いていく風習なので生きている限り大切にしていきたいですね!

 

…プラスして毎年「うまし‼︎!」なそばを食べれればいうことなしですが(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

2017年…このブログにお越しいただいた皆様にとってはどんな一年でしたか?

 

良いことや悪いこと…様々なことがあったかと思います。

 

ミヨッシーも…

第2子誕生(長男)
愛車購入(ホンダ・5thステップワゴン)

という良いことはありましたが、それ以外…特に秋の終わりごろから年末にかけてはブログには綴れませんがちょっと色々あって…という一年でした…

…が、時間は止まることなく延々と進んでいくという現実がある以上、反省すべきことは反省しますが、過去を振り返らず常に前進し成長していこうという思いを胸に来年2108年も精一杯やっていきます!!!

 

あっ、年越しそばはきちんと食べますよ〜!

 

噛んで噛んで噛みまくって…なんてことはもうしませんが(大爆笑)

 

 

と、いうわけでこの綴りが2017年最後の綴りとなります…このブログにお越しいただいた皆様が良いお年を迎えることを願い、綴りを終えることにします。

 

 

 

 

最後までお付き合いしていだだきましてありがとうございました…よいお年を!!!

2017.12.31
定山渓より…ミヨッシー

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