ようこそ! 定山渓在住・北海道観光マスターのミヨッシー(@miyossy1023)です

菊地珈琲 ブルーマウンテン館さんのブルーマウンテンNo.1
今回は定山渓を離れて札幌市西区にある喫茶店「菊地珈琲 ブルーマウンテン館」さんへ…
お店の名前からして…
そうなんです!!!
あの言わずと知れたコーヒーの最高峰…
ブルーマウンテンNo.1があります!!!
「ブルーマウンテンブレンド」は稀に用意してあるお店がありますが…
ブルーマウンテンNo.1を用意しているお店となると…あっても「えっ!?」と思うほど高いのですが…
この「菊地珈琲 ブルーマウンテン館」さんでは…
「はぁ???」
と、思わず口にしてしまうお値段でいただくことができます!!!
と、いうわけで前置きはこのへんにして早速綴っていきます。
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「菊地珈琲 ブルーマウンテン館」さん DATA


〒063-0053
北海道札幌市西区宮の沢3条3丁目1-1
電話番号
011-668-2088
営業時間
9:30-20:00
※年末年始を除く
定休日
年中無休

駐車場
有(7台分)
店内は…?

奥のガラス扉が入口です。

1F・カウンター
芸術品のようなコーヒーカップが並んでいます。
決して同じものは2つとないそうです!!!

1F・テーブル席
観葉植物をはじめとして緑が多いのが特徴。
決して広いとはいえませんが、窮屈感はなく癒される空間となっています。

階段を上ると…

2F・テーブル席
1Fと同じく観葉植物をはじめとして緑が多いのが特徴。
少々隔離されている感はありますが、その分静かにまったりできる空間となっています。
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お店の由来…

1941年に北海道河東郡音更町で出生し、北海学園大学卒業後に北海道ウエシマコーヒー(現サッポロウエシマコーヒー)さんで約22年間勤務したのち、1986年に(有)菊地珈琲を創業、札幌市中央区に第1号店(現・本店)を出店した「菊地良三(キクチヨシミ)」氏が2号店をオープンする際に…
お店の名前でもある「コーヒーの最高峰であるブルーマウンテンNo.1をできるだけ安く手軽に楽しめるお店を開きたい」(店員さんより)として、2003年10月に札幌市西区宮の沢にて「菊地珈琲 ブルーマウンテン館」としてオープンしました。
オープン当初から「ブルーマウンテンNo.1が安く手軽に楽しめる」ということで評判が良く、現在に至っています。
菊地珈琲さんは2017年現在…
・本店(1号店・札幌市中央区)
・ブルーマウンテン館(2号店)
・大通西11丁目店(3号店・札幌市中央区)
・南大通ビル店(4号店・札幌市中央区)
の4店舗を経営されていますが、この2号店のみ「○○○○店」とせずにブルーマウンテン「館」となっています。
いいかえればブルーマウンテンNo.1に対して…
相当なこだわりや思い入れがあるといえるでしょう!!!
「ブルーマウンテンNo.1」とは…

中央アメリカ・ジャマイカの東側に連なるブルーマウンテン山脈(2256m)の内側にあたるコーヒー産業公社(Coffee Industry Board・略称CIB)の定めた「ブルーマウンテンエリア」(標高800m-1200の間)で栽培され、厳密な検査を通った最も質のよい等級のコーヒー豆のブランドである。
(以下「No.2」→「No.3」の等級順となる)
ブルーマウンテン山脈内でも定められたエリア外で栽培されたコーヒー豆は「ノン・ブルーマウンテン」と呼ばれる。
(一部UCC(ウエシマコーヒー)ホームページより引用)
海外の農業製品に多いのですが、それぞれの国により…
・栽培地域
・製造行程
・検査方法
…etc、さまざまな項目が法律で定められていることがあります。
※代表的なものとしてフランスの「AOC(原産地呼称統制度)」がある
伝統ある農業製品を正しく製造し、後世まで残そうとする姿勢…
日本も見習わないといけないと思います!!!
ブルーマウンテンNo.1の特徴として主に…
・香りが非常に高い
・繊細かつ風味と調和のとれた味である
…etc、があります。
しかし、一方で…
・元々限られた地域でしか栽培されないため、収穫量が極めて少ない
・栽培地域が水はけのよい急斜面である土地柄のため、機械類を導入できず全て手作業となる
・病気や害虫に弱い品種である
…etc、マイナス面も多いために価格が非常に高く…
生豆でも1kgあたり¥4000-¥5000が相場となります。
※焙煎などの技術が入ると更に高くなります…

また他種のコーヒー豆は麻袋に詰めて出荷されるのが一般的ですが…

ブルーマウンテン(全種類)のみは樽に詰めて出荷されるのも大きな特徴です。
理由として…
・木が内外の湿気を吸収・放出をすることにより豆質が大きく変化することがない。
・輸送時などに発生する急激な温度変化を緩和する。
と、いうことが挙げられます。
一方でコストや手間がかかるというマイナス面はあります…
しかし、樽は最高級コーヒー豆の品質を保持するための重要な役割を担っているために2017年現在においても樽に詰めて出荷されています。
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「ブルーマウンテンNo.1」を味わう…
ここからはいよいよ「菊地珈琲 ブルーマウンテン館」さんの「ブルーマウンテンNo.1」について綴っていきます。
前述にもありますが…
「はぁ???」
と、思わず口にしてしまうお値段でいただくことができます!!!
そのお値段は…

…¥650!!!
ただでさえ用意しているお店が非常に少ないのに…
しかし、これが現実です!!!
上述のお値段で…
コーヒーの最高峰の味が堪能できるのです!!!
もっといえばオープン当初は…
「¥430」だったそうです。
※他のコーヒーもほとんど「¥430」で出していたとのこと…
初めて聞いたときは開いた口が塞がらず呆然と…
「薄利多売???」「利益度外視???」
うーむ………
で、肝心の味のほうは…
ミヨッシー的には若干酸味がある感じがしましたが…
はっきりとした片寄りがなく、バランス良く見事に調和がとれています!!!
そして、ただでさえ最高級のコーヒー豆を…
菊地珈琲さん伝統のコーヒー豆に2回火を通す「ダブル焙煎」手法にて焙煎されてから淹れられているため、雑味・いがらっぽさが全くなくスッキリした味わいです!!!
コーヒーの最高峰がこのお値段&味…
文句なしに…

うまし!!!

今回綴った「菊地珈琲 ブルーマウンテン館」さんの存在自体をミヨッシーが知ったのは2015年2月頃…オープンが2003年10月なので2017年現在から見ると比較的最近の話であり、お世話になっている方の自宅へ行く途中に偶然通りすがりに見たことがきっかけなのです(汗)
それまで、本店(1号館)さんへは数回行ったことがありますが…
初めてお店を見たときは立ち寄らなかったのですが、お店の名前からして…
ブルーマウンテンNo.1は絶対にある!!!
と、確信し「次に通ったときに寄ろう」と我が妻に言い、その数日後にまたお世話になっている方の自宅へ行く機会があったのでお伺いする前に立ち寄ったのが最初でした。
一方でその2015年2月頃は…
・2012年10月にジャマイカ・アメリカを襲ったハリケーン「サンディ」により多くのコーヒーの木が倒される
・2013年にコーヒーの葉の光合成機能を奪って2-3年で枯らしてしまうほどの強い伝染力がある「さび病」や孵化した幼虫がコーヒーの種子(豆)を食べてします「コーヒーベリーボーラー(CBB)」などの病虫害の被害が発生
の影響があり、生産量が激減…
日本中においてブルーマウンテンNo.1どころかブルーマウンテンそのものの在庫が次々となくなり販売休止となるお店が続出している時期だったことがあり「どうせ販売休止なんだろうなぁ」とも思っていました(涙)
ところが…
〈ミヨッシー〉「ブルーマウンテンNo.1はありますか?」
〈店員さん〉「はい、用意しております」
〈ミヨッシー〉「え~!!!」
と、思わず叫んでしまいました(笑)
お客様に提供できるだけの十分な量を確保していますので当面は大丈夫ですとのことでした!
しかも入手困難な時期だった時期でも…
…¥650!!!
コーヒーの最高峰であるブルーマウンテンNo.1をできるだけ安く手軽に楽しんでいただくという姿勢は変えなかったことにより、値上げすることなくコーヒーの最高峰の味を堪能できたのです。
今思うととても信じられない話で、恐らく英断だったと思いますが…
そのおかげでミヨッシーはその後、時間があればいつでも「ブルーマウンテンNo.1」を堪能できる環境を得ることができたのでした!!!
そして、この「菊地珈琲 ブルーマウンテン館」さんは喫茶店なので当然軽食なども…

ミヨッシーが注文したピザトースト
(サラダ&バナナ付・¥330)

我が妻が注文したセットメニューのホットサンドセット
(オリジナルブレンド + ツナ・チーズホットサンド(サラダ&バナナ付)・¥680)


日替わりでホームメイドのケーキが用意されています。
…etc、他にも様々なメニューがありますが…
見た目以上に量が多く感じます!!!
また、菊地珈琲さんのお店全体の焙煎工場を兼ねていることもあり…


コーヒー豆などの販売をしています。

「ブルーマウンテンNo.1」も当然在庫があります!
100g:¥2400
更に1度でも購入する = お店の会員になると…
100g:¥1920
…2割引になります!!!
コーヒー豆の購入となると正直、割高な感じがありますが…
販売しているコーヒー豆もすべて…
前述にある菊地珈琲さん伝統のコーヒー豆に2回火を通す「ダブル焙煎」手法にて焙煎されているので、お店の外でも雑味・いがらっぽさが全くないスキリした味わいを楽しめます!
「ブルーマウンテンNo.1」をできるだけ安く手軽に楽しんでもらいたいという思いに加え、コーヒー豆の取り扱いをはじめお客様にお出しするまでにたとえコスト高になっても1つ1つの行程に妥協を許さない姿勢…
最高の喫茶店の1つです!!!
最後までお付き合いしていだだきましてありがとうございました。
2017.03.10
定山渓より…ミヨッシー
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